独り言役立つ話ジャンプ

電車の中でジャンプ


電車の中などでジャンプしたとき、電車は動いているにもかかわらず同じところへ着地する何故だろうか?

いろいろ説明できる。ひとつは、電車は動いていない、と言う説明。動いていないから、ジャンプしても同じところへ落ちるのは当然である。「でも、電車は進んでいる」と思われる方もいるだろう。それは、電車ではなく、電車以外のものが進んでいるだけである。

すなわち、速度とは相対的なのである。例えば、電車が時速100kmで西に進んでいるとしよう。しかし、地球は西から東に秒速約0.5km、つまり、時速約1800kmで自転している。と言うことは、電車は少しも西に進んでいない。むしろ東に進んでいるということになる。電車に乗って我々が目的地につけるのは、電車に乗っている我々が、その電車の速度の分だけ地球の自転より遅くなっている、とも言えるのだ(ドラえもんにこういう秘密道具があった気がする)。

もうひとつは、慣性の法則との関わりで説明される。つまり、電車の外から見れば、電車の速度と同じ速さで乗っている我々も動いているということである。電車に乗っている我々からすれば真上にジャンプしているつもりでも、外から見れば電車と同じ速度で斜め前にジャンプしているように見える。電車と同じ速度でジャンプしているのだから、同じ場所に着地する、ということになる。


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