独り言その3>空気

空気


寒い日に一枚でも重ね着すると暖かく感じるのはなぜか?それは空気の熱伝導率(熱の伝えやすさ)が低いからである。その値は0.024W/m℃と、水の1/24しかない。つまり服と服の間の空気、服の繊維の間にある空気が熱を外に逃がさないのである。セーターを着ると暖かいのは、溜め込む空気の量が大きいからである

また80℃のサウナでも人が耐えられるのは、同様の理由で皮膚に熱さが伝わらず、湿度も極めて0に近いからである。加えて、湿度が低く汗もよく出るので、気化により多くの熱が皮膚から奪われていく。湿度が高いと暑く感じるのは、日本の夏を思い浮かべればよく分かる。暑いときは湿度を低くするのが効果的ということだ


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