麻雀の役一覧
麻雀における役の一覧。
符計算はこちら。
- メンゼンツモ
- リーチ
- 一発(イッパツ)
- ピンフ
- タンヤオ
- 一盃口(イーペーコー)
- 役牌(ヤクハイ)
- 嶺上開花(リンシャンカイホウ)
- 槍槓(チャンカン)
- 海底撈月(ハイテイラオユエ)
- 河底撈魚(ホーテイラオユイ)
- ダブルリーチ(二重立直)
- 連風牌(レンフォンパイ、れんぷうはい)
- 対々和(トイトイホー)
- 三暗刻(サンアンコー)
- 三槓子(サンカンツ)
- 三色同刻(サンショクドーコー)
- 三色同順(サンショクドウジュン)
- 混老頭(ホンロートー)
- 小三元(ショウサンゲン)
- 七対子(チートイツ)
- 混全帯么九(ホンチャンタイヤオチュウ・チャンタ)
- 一気通貫
- 二盃口(リャンペーコー)
- 混一色(ホンイーソー)
- 清一色(チンイーソー)
- 流し満貫(ナガシマンガン)
- 人和(レンホー)
- 大三元(ダイサンゲン)
- 四暗刻(スーアンコー)
- 字一色(ツーイーソー)
- 緑一色(リューイーソー)
- 清老頭(チンロートー)
- 九蓮宝燈(チューレンポートー)
- 国士無双(コクシムソウ)
- 天和(テンホー)
- 地和(チーホー)
- 大四喜(ダイスーシー)
- 小四喜(ショウスーシー)
- 四槓子(スーカンツ)
- 1飜役
- 副露:門前のみ。副露した場合は役では無くなる
- 「門前清自摸和(メンザンチンモホー)《、「門前ツモ(メンゼンツモ)《、あるいは単に「ツモ《と言われる。「面前ツモ《は誤りである
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門前でテンパイし、ツモ牌が和了牌のときに成立する役。
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下記は全て門前である。
- 手牌が、「99234②③④④⑤⑥七九《のとき、「八《をツモるとメンゼンツモが成立する
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リーチを宣言した後、和了できれば、1飜プラスされる。
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下記の条件を全て満たしている場合、リーチの宣言が行える(リーチの宣言を行わなければリーチは成立しない)。
- 門前である。
- 現在の持ち点が1000点以上ある。
- ただし、トビ無しルールの場合、持ち点が1000点以下でもリーチできるとすることがある。
さらに、下記を満たしている場合のみリーチの宣言が行える、とするルールが一般的である。
- リーチ後、1回以上ツモできる。
- 明らかに和了牌が存在しない、という状態ではない。
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- 「リーチ《と宣言する。
- 打牌(宣言牌)を、90度横倒しにして並べる。
- この牌がチー・ポン・カンされた場合、次順で捨てた牌を90度横倒しにして並べる。
- 場に1000点棒(リーチ棒・リー棒)を出す。
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リーチを宣言した場合、その後は手牌の構成が変わるような手牌の変更を行うことができない。
つまり、リーチ後にツモった牌は、(1)その牌を捨てる、(2)その牌で和了する、のいずれかしか行えない。
当然、チー・ポン・明カンも禁止される。
ただし、手牌の構成が変わらない暗カンは可能、としているルールが大半である。
例えば、「22456②②②一二三六七《という手牌でリーチした場合、②をツモったときに暗カンすることができる。
一方、「11122333東東東西西《という手牌でリーチした場合、2・西のシャンポン待ちであるが、2のカンチャン待ちとも取ることができる。この場合、1(または3)をツモって暗カンすると、待ちの形が変わる(2のカンチャン待ちが無くなる)。
従って、この場合1または3の暗カンをすることはできない。
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- リーチしたものがその局で和了できなかった場合、そのリーチ棒は供託され、次の局に持ち越される(場に供託される)。
- 場に供託されたリーチ棒は、和了したものが取得するのが一般的である。
- このルールの場合、リーチした者以外がその局で和了した場合、そのリーチ棒は和了した者が取得する。
- 次にリーチをかけて和了した者が場に供託されたリーチ棒を取得できる、というルールもある。この場合でも、オーラスならばリーチをせず和了した者がリーチ棒を取得する、とすることが多い。
- オーラスが流局となった場合、そのリーチ棒は誰の点数にも加算されない。
- リーチを宣言した牌で振込んだ(放銃した)場合、リーチは成立しない。従って、リーチ棒は場に供託されず、和了した者はリーチ棒を取得できない。
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- リーチする際、テンパイしている必要は無い。ただし、そのまま和了することなく流局となった場合はチョンボとなる。
- フリテンであってもリーチ可能とするルールが大半である。ただし、通常のフリテンと同様にツモ以外で和了することはできない。
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リーチ宣言後、一巡以内(自分のツモが終わるまで)に和了すると成立する。
ただし、和了前にポン・チー・カン(暗カン含む)があった場合は無効となる。
正式には和了役ではなくドラと同じ懸賞役なので、「リーチ・一発《のみで2飜縛りを満たすことは出来ない。
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- 1飜役。
- 「平和《と表記されることも多い。
- 「タンヤオ《と共に成立した場合は「タンピン《、さらに「リーチ《も伴った場合は「メンタンピン《と略される。
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門前で、面子が全て順子であり、かつ雀頭が役牌でなく、待ちが両面待ちのときに成立する。副露した場合は10符の符役(無飜なので1飜しばりを満たすことが出来ない)となる。
極めて単純に言えば、符のつかないアガリ(和了)のときにつく役・・・であるはずが、数々の特例のせいで非常に複雑な条件の役となってしまっている。
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下記は全て門前である。
- 手牌が、「99234七八九③④④⑤⑥《のとき、②・⑤でピンフが成立する。
- 手牌が、「1123344二三四④⑤⑥《のとき、2・5でピンフが成立する。
一見すると123のカンチャン待ちだが、麻雀は点数が高く取れるように面子分解ができるため、ピンフが成立する。
- 手牌が、「北北234六七八②③④⑦⑧《で北場以外かつ自風が北以外のとき、⑥・⑨でピンフとなる。
- 手牌が、「233445一二三③③③④《のとき、②・⑤でピンフが成立する。
④の場合、③③③の刻子となってしまい、②③④の順子にならないため、ピンフは成立しない。
- 手牌が、「1123344一二三①②③《のとき、5ではピンフが成立するが2ではピンフが成立しない(完全先付けルールを除く)。高点法により両面待ちではなくカンチャン待ちの三色一盃口(子5200点/親7700点)に取らなければならないため。ちなみに、完全先付けでは和了資格役がピンフしかないので、この手は2でも三色にならずピンフ一盃口(子2000点/親2900点)となる。
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2~8の牌(中張牌)のみでそろえる役。副露してもよい。ただし、ルールによっては、副露した場合は無効となることがある。
副露した場合は「クイタン《と呼ばれることが多い。
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-手牌が「22456三三三③④④⑤⑥《のとき、②・⑤でタンヤオが成立する。
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「么(ヤオ)《の漢字は「公《の字から第2画を除いたもの。日本語環境では表示できないことが多い。
代用文字「幺《が使われることもある。
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同じ種類の数牌で、同じ数字の順子を2つそろえた場合に成立する。門前のみ。
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下記は全て門前である。
- 手牌が「11233三三三④⑤⑥⑧⑧《のとき、「2《で一盃口が成立する。
- 手牌が「12233三三三④⑤⑥中中《のとき、「1《で一盃口が成立する。「4《は何の役も成立しない。
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場風牌、自風牌、三元牌のいずれかで刻子もしくは槓子をつくる。副露してもよい。
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- 手牌が「22456東東東③④④⑤⑥《のとき、②・⑤で東場または自風が東なら「東《の役牌が成立する。
- 手牌が「11456二三南南南白白白《のとき、一・四で南場または自風が南なら「南《、および「白《の役牌が成立する(「南《「白《の役牌で2飜となる)。
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カン(明カン、暗カン)を行い、王牌から嶺上牌を引いた際に、その引いた牌が自らの和了牌であった場合に与えられる。
門前で暗カンした場合は同時に門前ツモが成立する。
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明カンで嶺上開花が成立した場合、明カンをさせた者の責任払いとするルールが多い。
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他家が加カン(小明カン、小明槓)を行ったとき、その牌が自分の和了牌であった場合に成立する役。捨て牌では無いが、ロンアガりとなる。
この場合、放銃者のカンは成立しないため、槓ドラ・槓裏ドラは増えない。
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暗カン、大明カンでは槍槓は成立しない。
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海底牌をツモることによって和了した場合に認められる役。
門前の場合はメンゼンツモも同時に成立する。
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河底牌が和了牌であった場合に成立する役。
必然的にロンあがりとなる。
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- 2飜役
- 副露:門前のみ
- 略して「ダブリー《とも言われる
- ルールによっては認められない
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第一ツモの打牌でリーチの宣言を行い、和了した場合に成立する役。
その他の制限はリーチと同じ。
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- 2飜役
- 副露:関係なし(飜数はそのまま。食い下がり無し)
- 東場の東家が東を3枚集めるとダブ東(ダブトン)、南場の南家が南を3枚集めるとダブ南(ダブナン)と呼ばれる
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場風牌と自風牌が同一(東場の親、又は南場の南家)の時、刻子もしくは槓子をつくるとこの役がつく。副露の有無は問わない。
あくまで風が重なっていなければならないので、東場の南家・南場の親で東・南を刻子もしくは槓子をつくった場合、「連風牌《ではなく「役牌2つ《としてカウントされる。とは言え、結局は2翻なので、点数などで差が出ることはない。
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- 2飜役
- 副露:関係なし(飜数はそのまま。食い下がり無し)
- 略して「トイトイ《とも言われる
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刻子・槓子を4組そろえ和了した時に成立する。4つの刻子・槓子がそれぞれ副露しているかどうかを問わない。
4組全て暗刻子・暗槓子の場合は四暗刻が、1・9牌のみなら清老頭、字牌のみの場合は字一色が成立する。
3組が暗刻子・暗槓子の場合は三暗刻と対々和の複合役となる。
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- 手牌が、「222999九九西西 (ポン)③③③《のとき、「九・西《で対々和が成立する
- 手牌が、「444③③③東 (カン)白白白白 (ポン)①①①《のとき、「東《で対々和が成立する
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- 2飜役
- 副露:門前のみ(例外アリ。「役の説明《参照)
- 略して「サンアン《とも言われる
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暗刻子・暗槓子を3面子そろえ和了した時に成立する。その他の1面子は副露しているかどうかを問わない。
4面子全て暗刻子・暗槓子の場合は四暗刻が成立する。また、4面子の刻子・槓子の内、2面子以上を副露した場合は対々和となる。
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- 手牌が、「222999九九西西 (ポン)③③③《のとき、「九・西《のツモあがりで三暗刻が成立する。ロンあがりなら、対々和となる
- 手牌が、「444③③③七八九東東東南《のとき、「南《で三暗刻が成立する。ツモあがり、ロンあがり、どちらでも良い
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- 2飜役
- 副露:関係なし(飜数はそのまま。食い下がり無し)
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槓子を三面子そろえ和了した時に成立する。副露しているかどうかを問わない。
4面子全て槓子の場合は四槓子が成立する。3面子が暗槓子の場合は三暗刻と対々和の複合役となる。
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- 手牌が、「九九西西 (暗カン)2222 (暗カン)9999 (明カン)③③③③《のとき、「九・西《で三槓子が成立する
- 手牌が、「456東 (暗カン)白白白白 (明カン)①①①① (明カン)③③③③《のとき、「東《で三槓子が成立する
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- 2飜役
- 副露:関係なし(飜数はそのまま。食い下がり無し)
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萬子・筒子・索子の同じ数字でそれぞれ刻子(槓子も可)をつくり、和了した時に成立する。副露しているかどうかを問わない。
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- 手牌が、「二二二②②②⑦⑧西西 (ポン)222《のとき、「⑥・⑨《で三色同刻が成立する
- 手牌が、「111456東 (ポン)①①① (ポン)一一一《のとき、「東《で三色同刻が成立する
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- 2飜役
- 副露:1飜下がる(食い下がり)
- 略して「サンショク《とも言われる
萬子・筒子・索子の同じ数字の並びでそれぞれ順子をつくり、和了した時に成立する。副露しているかどうかを問わないが、副露した場合は1飜下がる。
- アガリ例
- 手牌が、「二三四②③④23西西 (ポン)222《のとき、「4《で三色同順が成立する。「1《では和了できない(役無し)
- 手牌が、「六七八④⑤⑥⑦⑧ (チー)678 (ポン)一一一《のとき、「③・⑥《で三色同順が成立する。「9《では三色同順は成立しない
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- 2飜役
- 副露:関係なし(飜数はそのまま。食い下がり無し)
- 略して「ホンロー《とも言われる。
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4つの面子と雀頭の全てを老頭牌で和了すると成立する。副露しているかどうかを問わない。
必ず対々和、または七対子と複合する。
チャンタの上位役(順子がないチャンタ)のため、チャンタが同時には成立しない。
字牌を含まない場合は清老頭になる。字牌のみの場合は字一色になる。
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- 手牌が、「111①①①南南發發 (ポン)999《のとき、「南・發《で混老頭が成立する
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- 2飜役
- 副露:関係なし(飜数はそのまま。食い下がり無し)
- 略して「ショウサン《とも言われる。
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三元牌(白・發・中)のいずれか1種を雀頭とし、残り2種を刻子でそろえ、和了すると成立する役。副露しているかどうかを問わない。
必ず役牌と複合する。
三元牌3種類それぞれで刻子をそろえた場合は大三元になる。
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- 手牌が、「456①②③中中發發 (ポン)白白白《のとき、「中・發《で小三元が成立する
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- 2飜役
- 副露:門前のみ
- 略して「チートイ《、また、「ニコニコ《とも言われる
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対子を7組そろえ和了すると成立する役。
ただし、同じ牌を4枚用いて対子2組とみなすことはできない。
223344という数字の連続した対子3組は一盃口と同様の牌姿となるが、順子2つでなく対子3つとして見るため、一盃口・二盃口と複合しない。
高点法により、七対子と一盃口が複合した場合は七対子、七対子と二盃口が複合した場合は二盃口が成立する。
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- 手牌が、「4466①①一一八八中中發《のとき、「發《で七対子が成立する
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- 2飜役
- 副露:1飜下がる(食い下がり)
- 単に「チャンタ《と呼ばれることが多い
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4面子と雀頭の全てに么九牌(数牌の1・9と字牌)をそろえ和了すると成立する役。
この役の、字牌を用いない形は純全帯九という1飜アップの役となる。また、4面子が全て刻子であった場合はこの役ではなく混老頭となる(逆をいえば、この役では最低1つは順子が含まれることになる)。
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- 手牌が、「一二三九九九⑦⑧⑨西西12《のとき、「3《でチャンタが成立する。
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- 2飜役
- 副露:1飜下がる(食い下がり)
- 略して「イッツー《とも言われる
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萬子なら萬子、筒子なら筒子、索子なら索子で、1つの色の数牌1から9までをすべて1枚ずつ3つの順子(123・456・789)をそろえ和了すると成立する役。
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- 手牌が、「一二三四五六七九⑦⑧⑨55《のとき、「八《で一気通貫が成立する。
- 手牌が、「1234445678999《のとき、「4・9《で一気通貫が成立する。「3・5・6・7・8《でも清一色で和了だが一気通貫は成立しない。清一色との複合のときは見落としやすいので注意が必要。
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- 3飜役
- 副露:門前のみ。副露した場合は役では無くなる
- 略して「リャンペー《とも言われる
一盃口を2組揃えた場合に成立する役。
和了形は七対子と全く同じ牌姿になることが多いが、高点法によりに二盃口となる。
二盃口とする場合は「対子7つ《ではなく「雀頭と順子4つ《と認識するため、七対子とは複合しない。
下記は全て門前である。
- 手牌が、「223344④④⑤⑥⑥九九《のとき、「⑤《で二盃口が成立する
- 手牌が、「223344445566九《のとき、「九《で二盃口が成立する。七対子では4枚使いは認められないが、二盃口では順子扱いなので、特に4枚使いがあっても構わない
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- 3飜役
- 副露:1飜下がる(食い下がり)
- 略して「ホンイツ《「ホンイチ《とも言われる
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萬子、索子、筒子のどれか一種と、字牌だけを使って和了したときに成立する。副露しているかどうかを問わないが、副露した場合は1飜下がる。
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- 手牌が、「111345789西西北北《のとき、「西・北《で混一色が成立する
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門前の混一色はメンホン、タテホンなどと呼ばれる。また、役牌ではなく客風牌を使い副露を多用して安易に作った、混一色のみ2飜の手は俗に「バカホン《と呼ばれる。
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- 3飜役
- 副露:1飜下がる(食い下がり)
- 単に純チャン(ジュンチャン)はと呼ばれることが多い
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4つの面子と雀頭の全てに老頭牌が含まれる形で和了すると成立する。
チャンタのうち、字牌を含まないもの。チャンタの上位役とみなされるため、チャンタとは飜数計算を重複させない。
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- [手牌が、「11123①②③⑦⑧⑨九九《のとき、「1・九《で純チャンが成立する
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- 6飜役
- 副露:1飜下がる(食い下がり)
- 略して「チンイツ《とも言われる
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萬子、索子、筒子のどれか一種のみで和了したときに成立する。
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- 手牌が、「1223345578999《のとき、「5・6・9《で清一色が成立する
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門前の清一色はメンチン、タテチンなどと呼ばれる。
また、上記「アガリ例《からも分かるように、複雑な待ちになりやすく、本人が意識することなくフリテン状態になりやすいので注意が必要。
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- 満貫役
- 「ヤオ九振切(ヤオチューフリキリ)《とも言う
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配牌の時点から么九牌だけを捨て続け、流局(荒牌)までそれを続けられた場合に成立する。
ただし、捨牌を他家に1枚でも鳴かれている場合は成立しない。
役の性質上、成立時には放銃者がいないため、ツモあがり相当の扱いとして他家全員から点数の支払いを受ける。
即ち、親が流し満貫の場合、全員から4000点取得する。子が流し満貫の場合、親から4000点・他の子から2000点取得する。
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子が配牌でテンパイした状態で、最初のツモより前に捨てられた牌でロン和了した際に成立する。ただし、地和と同じく、それより先にチー・ポン・カンがあった場合は無効となる。
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ローカル役であるとして人和を採用しないルールも多く、採用している場合も細かい取り決めにバラつきが見られる。
- そもそも人和を認めない
- 満貫役。他の通常役との複合を認める/認めないがあり、また、認める場合でも上限を定める場合がある。
- 役満
詳しくは、Wikipediaの(人和のページを参照。
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白・發・中の3種類をすべて刻子または槓子でそろえ、和了したときに成立する。
- アガリ例
- 手牌が、「11④⑤⑥白白白發發發中中《のとき、「中《で大三元が成立する。「1《なら白・發の役牌となる
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- 役満
- 副露:門前のみ。副露した場合は対々和となる
- 略して「スーアン《とも言われる
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暗刻子及び暗槓子を4組そろえ和了した場合に成立する役。暗刻子を4組そろえるため、必然的に門前となる。
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以下は全て門前である。
- 手牌が、「222999③③③九九西西《のとき、「九・西《のツモあがりで四暗刻が成立する。ロンあがりなら、対々和と三暗刻の複合役となり、四暗刻は成立しない
- 手牌が、「444①①①③③③白白白東《のとき、「東《で四暗刻が成立する。ツモあがり、ロンあがり、どちらでも良い
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上記「アガリ例《の東単騎待ちのような四暗刻単騎待ちであり、かつ、ツモあがりした場合にダブル役満とするルールもある。
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字牌(東・南・西・北・白・發・中)のみで構成された和了形。対々和もしくは七対子の形になる。
対々和形式の場合、四喜和(大四喜・小四喜)や大三元、四暗刻と複合するケースもある。
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以下は全て門前である。
- 手牌が、「白白白中中中東東東南南西西《のとき、「南・西《で字一色が成立する
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發と索子の2,3,4,6,7だけを使って和了ったときに成立する。
これらの牌が全て緑色である事から吊前がつけられ、オールグリーンとも呼ばれる。緑一色の吊もこのAll Greenを訳したものである。
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- 手牌が、「22334466發發 (ポン)888《のとき、「6・發《で緑一色が成立する
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ルールによっては、發は必ず含まなければならないとされることがある。
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面子全てが老頭牌(数牌の1・9)だけで構成された和了形であり、形式的には混老頭や純全帯么九の上位といえる(前者の和了形の内字牌がないもの、後者の和了形の内順子が含まれていないもの)。
牌種の関係上、構成面子に順子を含めないため、必ず対々和の形になる。
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- 手牌が、「111一一一九九①① (ポン)999《のとき、「九・①《で清老頭が成立する
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- 役満
- 副露:門前のみ
- 天衣無縫(テンイムホウ)という別吊もある
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「1112345678999+X《の形をあがった時に成立する。
萬子のみ限定役とされることがあるが、索子・筒子でも成立するというのが一般的。
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上記の通りのため、聴牌形は73種類に限定される。詳しくはWikipeiaの九蓮宝燈のページ参照。
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- 役満
- 副露:門前のみ(門前以外では作れない)
- 略して「コクシ《とも呼ばれる
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13種すべての么九牌(字牌)と、老頭牌(数字の1・9)を 1 枚ずつ揃え、そのうちのどれか一種を2枚(雀頭)とした和了形。
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- 暗槓でもこの役に限り振込を認める場合がある(槍槓を認める)。
- 么九牌の対子が1つもできず、13面待ちの聴牌となることがあり、これをダブル役満とすることがある。国士13面待ちをダブル役満とする場合、通常の国士1面待ちテンパイからのツモあがりを一旦蹴り、フリテン13面待ちに受けかえる手もある。ただし、フリテンの無い13面待ちの場合のみダブル役満とするルールになっていることもある。
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親の配牌の時点で既に和了の形が完成している状態の場合に成立する役。
和了の形は四面子一雀頭の基本的な形の他、七対子の形でも国士無双の形でもかまわない。
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- 親の配牌で槓子ができていて、第1打以前の槓で嶺上開花によるツモ和了となった場合、河には1牌も捨て牌がない状態で和了が宣言されることになるが、通常はこれを天和として扱うことはなく、たんなる門前ツモ嶺上開花として扱われる。
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子が配牌時点で聴牌し、かつ第1ツモで和了することで成立する役。
ただし、第1ツモの前にチー・ポン・カンが入ると無効になる。
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東南西北の4種すべてを刻子(もしくは槓子)にして和了した時に成立する役。
なお、三つの風牌を晒している相手に対して残り一種の風牌を捨て、ポンされた場合は包則(パオ)が適用される。
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- 手牌が、「東東東南南南西西西⑤ (ポン)南南南《のとき、「⑤《で大四喜が成立する
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- 後述の小四喜も役満だが、この大四喜の方が成立しづらいため、大四喜をダブル役満とするルールもある。
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東南西北のうち3種を刻子(もしくは槓子)にし、残り1種を雀頭にして和了した時に成立する。
残る1面子は順子でもよいので、両面のテンパイをとれる場合もある。
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- 手牌が、「東東東南南南北北②③ (ポン)南南南《のとき、「①・④《で小四喜が成立する
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暗槓・明槓を問わず槓子を4つ作って和了った時に成立する役。
4面子をすべて槓子として晒すため、テンパイ形は必然的に裸単騎の形になる。
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- 手牌が、「1 (カン)東東東東 (カン)南南南南 (カン)②②②② (カン)5555《のとき、「1《で四槓子が成立する
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- 1局内で4回の槓が発生した場合、その局は四開槓による途中流局となるルールが多いが、1人が4回の槓を行った場合は例外で途中流局にはならず局が続行される。そのような状況、すなわち四槓子のテンパイ者がいる状況では、他家は5回目の槓を行うことができない。4回の槓によって既に嶺上牌がなくなっているためである。
- 古いルールや一部のルールでは、1人が4回の槓を成立させた時点で四槓子の和了と見なすという取り決めになっていることがある(四槓子の原義)。
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