聴牌を宣言した後、和了できれば成立する役。
下記の条件を全て満たしている場合、リーチの宣言が行える(リーチの宣言を行わなければリーチは成立しない)。
さらに、下記を満たしている場合のみリーチの宣言が行える、とするルールが一般的である。
リーチを宣言した場合、その後は手牌の構成が変わるような手牌の変更を行うことができない。 つまり、リーチ後にツモった牌は、(1)その牌を捨てる、(2)その牌で和了する、のいずれかしか行えない。 当然、チー・ポン・明カンも禁止される。
ただし、手牌の構成が変わらない暗カンは可能、としているルールが大半である。
例えば、「22456②②②一二三六七」という手牌でリーチした場合、②をツモったときに暗カンすることができる。
一方、「11122333東東東西西」という手牌でリーチした場合、2・西のシャンポン待ちであるが、2のカンチャン待ちとも取ることができる。この場合、1(または3)をツモって暗カンすると、待ちの形が変わる(2のカンチャン待ちが無くなる)。 従って、この場合1または3の暗カンをすることはできない。
リーチ宣言後、一巡以内(自分のツモが終わるまで)に和了すると成立する。
ただし、和了前にポン・チー・カン(暗カン含む)があった場合は無効となる。
正式には和了役ではなくドラと同じ懸賞役。従って、「リーチ・一発」のみで2翻縛りを満たすことは出来ない。
門前でテンパイし、ツモ牌が和了牌のときに成立する役。
下記は全て門前である。
門前で、面子が全て順子であり、かつ雀頭が役牌でなく、待ちが両面待ちのときに成立する。副露した場合は10符の符役(無翻なので1翻しばりを満たすことが出来ない)となる。
極めて単純に言えば、符のつかないアガリ(和了)のときにつく役・・・であるはずが、数々の特例のせいで非常に複雑な条件の役となってしまっている。
下記は全て門前である。
「タンヤオ」と共に成立した場合は「タンピン」、さらに「リーチ」も伴った場合は「メンタンピン」としばしば略される。
同じ種類の数牌で、同じ数字の順子を2つそろえた場合に成立する。
下記は全て門前である。
カン(明カン、暗カン)を行い、王牌から嶺上牌を引いた際に、その引いた牌が自らの和了牌であった場合に与えられる。 門前で暗カンした場合は同時に門前ツモが成立する。
明カンで嶺上開花が成立した場合、明カンをさせた者の責任払いとするルールが多い。
海底牌をツモることによって和了した場合に認められる役。 門前の場合はメンゼンツモも同時に成立する。
第一ツモの打牌でリーチの宣言を行い、和了した場合に成立する役。ただし、その前にポン、チー、明カンがあった場合は、第一打牌で立直してもダブル立直とは認められない。
その他の制限はリーチと同じ。
萬子・筒子・索子の同じ数字でそれぞれ刻子(槓子も可)をつくり、和了した時に成立する。副露しているかどうかを問わない。
萬子・筒子・索子の同じ数字の並びでそれぞれ順子をつくり、和了した時に成立する。副露しているかどうかを問わないが、副露した場合は1翻下がる。
一盃口を2組揃えた場合に成立する役。 和了形は七対子と全く同じ牌姿になることが多いが、高点法によりに二盃口となる。 二盃口とする場合は「対子7つ」ではなく「雀頭と順子4つ」と認識するため、七対子とは複合しない。
下記は全て門前である。
配牌の時点から么九牌だけを捨て続け、流局(荒牌)までそれを続けられた場合に成立する。 ただし、捨牌を他家に1枚でも鳴かれている場合は成立しない。
役の性質上、成立時には放銃者がいないため、ツモあがり相当の扱いとして他家全員から点数の支払いを受ける。 即ち、親が流し満貫の場合、全員から4000点取得する。子が流し満貫の場合、親から4000点・他の子から2000点取得する。
13種すべての么九牌(字牌)と、老頭牌(数字の1・9)を 1 枚ずつ揃え、そのうちのどれか一種を2枚(雀頭)とした和了形。
白・發・中の3種類をすべて刻子または槓子でそろえ、和了したときに成立する。
東南西北の4種すべてを刻子(もしくは槓子)にして和了した時に成立する役。 なお、三つの風牌を晒している相手に対して残り一種の風牌を捨て、ポンされた場合は包則(パオ)が適用される。
發と索子の2,3,4,6,8だけを使って和了ったときに成立する。 これらの牌が全て緑色である事から名前がつけられ、オールグリーンとも呼ばれる。緑一色の名もこのAll Greenを訳したものである。
ルールによっては、發は必ず含まなければならないとされることがある。
暗刻子または暗槓子を4組そろえ和了した場合に成立する役。暗刻子を4組そろえるため、必然的に門前となる。
以下は全て門前である。
上記「アガリ例」の東単騎待ちのような四暗刻単騎待ちであり、かつ、ツモあがりした場合にダブル役満とするルールもある。
暗槓・明槓を問わず槓子を4つ作って和了った時に成立する役。 4面子をすべて槓子として晒すため、テンパイ形は必然的に裸単騎の形になる。
各牌については、以下のとおりの表現方法とする。
鳴くと役では無くなる役は以下のとおり。ただし、そもそも鳴けないものは含まない。
鳴くと1翻下がる(食い下がり)役は以下のとおり。